クイズ・勉強のトリコ

広く、勉強のこと。

厳しく教えることのメリットって...?

学生時代、厳しい先生っていましたよね。

その先生のその姿勢って、何か良いことあったなと思えますか?

 

僕は全く思えませんね!笑

 

教員を目指している身で、これからその辺の思いの丈文章にしてみます。

 

まず、やっぱり何するにしても「どうしてそれをやるのか」という感覚が大事だと思うんです。

思い返せばきっと、あなたが今日やってきた何気ないことって全て意味があると思うんです。朝起きたらトイレに行くとか、顔洗うとか、お腹すいたらご飯食べるし、眠たいときにはあくびして寝るじゃないですか。

全部、清潔とか栄養とかを求める、いわゆる「基本的生活習慣」ですよね。

もちろん人を相手にしたときの、この人喜ばせたいとかっていう意味もありますよね。

気遣いとか。

 

これが、厳しく接されたときの、行動の意味・モチベーションって「怒られたくない」になるんですよね。

これって全く本質捉えてないですよね。

 

例えばテニスを習ってる人がいるとして、その人が厳しく教わってる場合その人の頭の中には「テニスのこういうところ楽しい」「この楽しさを他の人にも知ってほしい」とかっていう健全で適切な欲求は無いんだと思います。

「やめていいよ」って言ったら辞めると思うんです。「どうしてテニスしてるの?」って聞かれて「楽しいから」とか「私と一緒にやってみますか?楽しいですよ」って心から答えられないと思うんです。

 

そして何より。もう言ってしまいますが、テニス「ごとき」です。これは人生という大きな営みの中においてです。

趣味というのは生存に必要なものではありません。これは趣味を軽んじているのではありません。逆です。

「その趣味のせいで、心が痛んだり、生気を失うのはもったいない」ということです。

人生に楽しみをもたらすことだけが意味なら、100%それを実現することを優先するべきだということです。そこに厳しさや無意味な緊張感は一切不要じゃないですか?

「なくてもいいもの得るために不利益被ることはない」でしょ!

 

そしてこれが趣味ではなくて義務教育だとしたら...

やっぱり勉強「ごとき」じゃないですか。飽和水蒸気量、放物線、梶井基次郎環太平洋造山帯...どれかあなたの人生に必要不可欠ですか?どれも知らない人もあなたと同じように生きているはずです。

ただ、勉強好きとして言えるのは、「勉強もやりようによっては楽しくなる」ということです。楽しくやればいいんです。楽しくできないなら、やるだけ大変だからやめればいいんです。厳しくやるだけなら意味ないでしょ!だって意味ないんだもん!笑

大量に課題出すとかやるべきじゃないと思います。

ただ!他者への優しさを実現するための賢い頭を作る必要はあると思います。環太平洋造山帯を覚える必要はありません。でも容量に余裕のある頭は作るべきだと思います。これは、他者への優しさのためにね。

 

すごい。こんなに書けるとは。笑

「どうして人にやさしくしないといけないの?」という感覚に対して、適切な返答を用意して、その上で実際に優しくできるほどの脳みそづくりのお手伝いができる、そんな素敵な先生に私はなりたい。どすこい。